基本的な体さばきのひとつ、「入り身」。
相手の攻撃をかわし自分から踏み込んでいって、相手の側面に入り込む動きです。これも大切な動きで、人混みを歩く時なんかに、前から歩いてくる人とぶつからないように体を躱すときに「入り身の動きをもっと強化しないと…」と思ったりもします。(入り身か?)
今回は正面打ちの場合で書いていきます!
入り身の体さばき
半身の状態から、相手が正面打ちをしかけてくる。


打ってきた瞬間に手刀で相手の正面打ちを制しながら(この場合は左手で)、右足を相手の背中側に思い切り踏み込む。私のように背が小さい場合は、特に足を遠くに伸ばす気持ちで思いっきり踏み込むと良いです。このとき、手刀で優しく相手の腕を導くようにします。
手刀と逆の手(この場合は右手)は相手の首の裏、付け根辺りを掴みます。

相手の側面に回ったら、後ろ足(この場合は左足)を引き寄せる。相手と並ぶような位置で、相手と同じ方向を向く。
攻撃の軌道から逸れるように
正面打ちに限らず、相手からの攻撃に対して、軌道からずれるように、相手の体のやや外側に向かって踏み込むのがポイントです。
しかしあまり離れすぎても上手く相手の側面に入り込めないし、次の技にも上手く移行できないので、あくまで相手から離れすぎずに、攻撃の軌道から少しだけずれるイメージです。
手刀で優しく相手を導く
正面打ちの場合、手刀で相手の打ちを制しますが、腕同士がガツンと当たったら痛いので、できるだけ柔らかく、相手の力を吸収して受け止めるようなイメージで腕を伸ばします。
なかなか難しくてできませんが……。
とにかく自分の力は柔らかく、軽やかに、相手の側面に深く入り込んで、相手が気付いたときには後ろにいる、というのが理想かなと思います。精進します。
踏み込みは思い切り
私は足も短いので、踏み込んでも中途半端な位置だと、全然入り身になりません。
中途半端な位置から技を仕掛けようとしても上手くいかないのが常です。
とにかく相手の背後に回る!という意識で、足を思い切り伸ばします。
入り身に限らずですが自分の場合は、自分が思っているよりも足を広げて、移動距離を広げる意識で動いた方が、かっこよく見える気がします。
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